山林に税金はかかる?
不要な土地を所有することのマイナス点として、まず思いつくのは税金(固定資産税)です。
売れない、使えない、手放せない、しかし毎年税金はかかる、となれば、これはもうデメリットでしかありません。
実際には山林は都市部の土地と比べると、固定資産税の基準となる固定資産評価額は非常に低く設定されています。
※多くは1㎡10~20円程度ですので、1000㎡でも1万円~2万円程度。
実際の税金は、上記の評価額の1.4%/年ですから、1年間で数百円程度というケースも珍しくありません。
そうなると、所有していてもたいしたリスクはないのではないか?と思いがちですが、実際には固定資産税以外にも様々なリスクやコストがかかります。
こちらのページでは、山林等の不動産を所有することのリスクとコストについてご紹介いたします。
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Point.01 老朽化が加速する
人が住まない家は、換気が行われず、よどんだ空気や下水道に溜まった水がそのままになってしまいます。よどんだ空気は悪臭の原因になったり、細菌やウイルスの繁殖を招いたりしてしまうでしょう。それだけでなく、風が通らないことによって木材の腐食が進み、建物そのものにも被害を与えてしまいます。下水に溜まった水が不衛生であることは、もはや言うまでもありません。
定期的に換気し、水道に水を通す。
それだけで、お住まいの寿命は維持できます。 -
Point.02 倒壊した場合、賠償金の
支払い義務が生じる空き家を放置したまま、万が一建物が倒壊して近隣の方に迷惑をかけてしまった場合、賠償金の支払い義務が生じます。特に古い建物は耐震強度の基準を満たしていないことも多いため、傷んでいる場所があれば徹底的に補修しなければいけません。
あるいは、建物を解体してしまうという選択肢も有効です。倒壊の危険性がなくなりますし、空き家の管理・維持費用もカットできます。 -
Point.03 近隣住民の迷惑になる
空き家のままにしておくことで庭に有害な植物が生い茂ったり、室内や屋根裏などに害虫・害獣が住み着いたりしてしまうことも。近隣の方の健康被害や騒音被害につながってしまうため、こうしたずさんな管理体制は避けなければいけません。
さらに深刻なのは「犯罪の温床になる」という点です。空き家が振り込め詐欺の拠点になったり、不当に誰かが空き家に住み着いたりすれば、地域の治安は大きく悪化してしまうでしょう。
これらの理由により、「空き家があるだけでエリアの資産価値がダウンする」ともいわれています。近隣の方に迷惑をかけないよう、空き家の管理は徹底しなければいけません。 -
Point.04 高額な固定資産税がかかる
近年、関連する法令が改正され、「空き家に厳しい税制」へと変更されました。条件にもよりますが、「空き家を残した場合の固定資産税」と「解体して更地にしたあとの固定資産税」には約6倍もの差があります。「いつか使うかもしれないから」と解体せずに残しておくだけで、金銭的負担が大きく増えてしまうのです。
賃貸利用・リフォーム・売却などを検討していない場合は、すみやかに解体してしまうことをおすすめいたします。「解体したいけれど誰に相談すれば良いのかわからない」という場合は、【まじめな不動産やさん】にご相談ください。親切・丁寧に空き家の処分をサポートいたします。